危険地盤マップ


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危険な地盤
地震と地盤
今、住んでいる土地の地盤は大丈夫でしょうか。地震の時、やけに揺れを感じませんか。下のサイトでチェックして下さい。

2007年3月25日に起きた能登半島地震による建物の被害は、上の表にあるマップで「揺れやすい」とする地域に集中していました。
門前町や同町道下(とうげ)地区、輪島市街地、そして穴水町などで「震度6強」を記録し、約580棟が全壊したといわれている程の大きな被害を受けています。
また、下記には土石流が起こりやすい地質もあります。
 特殊土壌地帯










気象庁による、東日本大震災における、ビルの揺れに関する調査があり、地震当時、都内の4つの高層ビルに居合わせた計800人を対象に、アンケートを実施しました。
東日本大震災で震源から約400km離れた東京湾岸の高層ビルでは、20階以上にいた人のうち、「はいつくばった」が30%弱、「物につかまっても立っていられない」が20%強と、計50%以上が立つのが困難だったと回答。
一方、新宿にある工学院大学の高層部では、「はいつくばった」が約15%、「立っていられない」が約10%と、大きな差が出ました。
両建物とも固有周期は約3秒ですが、地盤の状況は異なります。工学院大学は武蔵野台地の安定した地盤の上に立地するのに対し、東京湾岸は一般的に軟弱地盤が多いのです。
また、東京湾岸の高層ビルでは、高層階で8割以上が本棚など背の高い什器が「ほとんど倒れた」「倒れた物があった」と回答がありました。
2017年8月、日本建築学会大会の熊本地震災害調査報告会で、国土交通省国土技術政策総合研究所が地震と地盤の新しい問題を発表。
2016年4月の熊本地震で木造建築の被害が顕著だった熊本県益城町で、これまでの常識では説明がつきにくい事象が起こっていたことが明らかになりました。
一般的に地盤が弱く揺れやすいと言われる「氾濫平野と旧河道」での建物の倒壊棟数と比べると、地盤がそれほど弱くないと言われる「河岸段丘の段丘面」のほうが倒壊棟数が多いことが分かったのです。
「県道28号線の南側の地域では、倒壊した建物が河岸段丘面に多く見られた。さらに、倒壊率0%のエリアの分布が氾濫平野と旧河道の地点と一致。
一般的な地盤と建物被害の関係と異なる傾向にあることから、地質や地形と建物被害に関する詳細な調査や分析が必要だ」と説明。
2019年6月に山形県沖を震源とするM6.7の地震がありました。新潟県村上市では最大震度6強を観測。しかし古い木造家屋が多いにもかかわらず、瓦が落ちた家は多数ありましたが、倒壊はなかったのです。その理由として、今回発生した地震動は0.5秒以下の極短周期成分が大きかった事があげられます。木造住宅などに大きな被害を与える「キラーパルス」とも呼ばれる周期1~2秒の成分は、比較的小さかったのです。これは、この地の地盤が、日本の都市部に多くある沖積層ではなかった事、つまり良い地盤であったのです。
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地域危険度測定調査危険な沖積層
東京都は概ね5年ごとに地域危険度測定調査を行っています。2017年12月の調査結果が出ています。都内の市街化区域の5,133町丁目について、各地域における地震に関する危険性を、建物の倒壊及び火災について測定しています。
建物倒壊危険度・火災危険度そして建物倒壊や延焼の危険性による総合危険度、並びに災害時活動困難度を考慮した危険度を、それぞれの町ごとに表しています。

地震に関する地域危険度測定調査
東京都は間近に迫っている直下型地震を前にして、東京都危険地域ランキングー2018年度版を発表。その上位には沖積層低地が並んでいます。
前回の氷河期の終わり、約18,000年前に海面が最も低下した時期があり、その時期に発達した氷河や河川が侵食して深い谷を形成。その後海面が上昇すると、その深い谷に土砂が堆積しその堆積物が沖積層です。
地形としては、平坦で湿地が多い場所です。沖積平野は日本全土の約13%に過ぎませんが、日本の主要な都市は沖積平野に集中しています。
東京や大阪といった大都市には沖積層が広く分布しており、大阪の地盤は上町台地を除いて、ほとんどすべてが沖積低地であると判明しています。
沖積層があるところは軟弱な地層であることが多く、沖積層の厚い(30m程度以上)ところは、地震の際地震動が増幅されやすく、また、構造物の不同沈下や液状化などの地盤災害を起こしやすいのです。
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怖い表層地盤
関東エリアを中心に地表から約100mまでの表層地盤における、地震時の揺れが表層の地盤によってどれくらい増幅するかを示す「速度増幅率」を改めて調査してみると、これまでの想定より増幅率が1.5倍以上に強まる可能性のある地域が、関東平野だけで約5000カ所もあることがわかりました。
その結果、震度6強と予測されていた地域は、震度7に相当する揺れを感じるといいます。

たとえ堅い地盤でも、その上に積もった堆積層が薄いと地盤波の伝播による揺れ幅が小さく、堆積層がある程度厚いと揺れ幅が増えて被害も大きくなります。
そのためには、かつて海や川、水田や沼地だった土地かどうかを知る必要があります。
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