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マンション火災ー1 | マンション火災ー2 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
近年のマンション火災ですが、増加傾向にあります。
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08:30 |
東京高層マンションの例 | 怖い外断熱建物 | |||
2006年東京都江東区辰巳にある32階建ての高層マンションで最上階の部屋から出火。火事は100㎡程の住戸の半分ほどを焼いて消し止められました。 住民約150人ほどが一時避難しましたが、だれもケガをせずに済んだようでした。この時、3基あったエレベーターの2基が止まっていたため残りの1基に住民が殺到し、下で待っていた消防士が現場まで登れず、仕方なくエレベーターが空くのを待っていたのです。 避難の基本は避難階段で逃げるか、バルコニーにある避難ハッチを使い下に下りるかのいずれかです。エレベーターで逃げる場合は途中で止まって閉じ込められる可能性があるからです。 ただ、避難ハッチの使い方を知っている人は殆どいないでしょうし、高い所からハシゴを下りるのはかなりの恐怖をおぼえるかもしれません。あるいは、避難ハッチの存在さえ知らない人、そしてハッチの上に重たい物を載せている住宅も見かけます。 なによりも、子供や年よりの人は、何十階もハッチや階段を素早くは下りられません。高層住宅の安全、避難に対しては、今の建築基準法は無防備なのです。 この火事で火元が最上階だったのが不幸中の幸だったでしょう。 消火後はどうでしょうか、大量のまかれた水は下階に漏れて行きます。コンクリートの床はスキマをたどって水が漏れます。家具や、内装は台無しになりますが、その責任は火元にはないのだから、とんでもありません。 | 2009年2月、中国・北京で建設中だった高さ159m、地上30階建てのTVCC(中国中央電視台本部ビル)は、旧正月を祝う花火が屋上に引火し、わずか2時間半で全焼。短時間で外壁の上下左右の火炎が伝搬した原因は、屋上と東西外壁面を覆う、発泡プラスチック系断熱材を内蔵したスペースフレームにあった、という調査研究結果がありました。 その後、2011年11月上海高層住宅火災、2015年2月のドバイ超高層住宅ザ・トーチ火災、そして2017年6月のロンドングレンフェル・タワー火災です。いずれも外断熱工法の建物でした。 冬寒いヨーロッパではかなり普及している工法ですが、火災には弱い事が近年、事例として浮かび上がってきました。 窓から出た火が外壁を覆う状態になると、その熱で金属等に覆われている断熱材が燃えだします。防火使用の断熱材でも、火災の火は1000度にもなるのです。そして引火します。 又、日本でも普及している、断熱効果があるとされている、外通気工法がありますが、この隙間からも火が上に伝わってきます。 しかも、バルコニーがない超高層マンションでは、避難もままなりません。 実は、大阪市消防局管内で2009年11月から2010年4月にかけて発生した4件の住宅火災のいずれも、外装には硬質ポリウレタンを芯材とする金属系サンドイッチパネルを用いていたのです。 | |||
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