今後の地震予想ー2

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東南海トラフ地震の前兆千葉県沖のスロースリップ
今世界中の火山が噴火し始めています。2018年1月5日、パプアニューギニアの火山島で有史以来、初の噴火が起きたのを皮切りに、インドネシア、フィリピンの火山が相次いで噴火。又2018年1月23日アラスカ州沖のアラスカ湾海底でM7,9の強い地震が発生し、注目は、その間に2018年1月14日、ペルー7.1の地震が発生。
実は、1946年に同じ場所で地震が発生した後、日本で大地震が発生しているのです。
1957年3月9日:アリューシャン地震(M8.2)が発生。
1957年7月28日:メキシコでM 8.0、死者68人。
1958年11月7日:択捉島沖地震(M8.1)が発生、太平洋岸各地に津波。
ところがそれより10年前には
1946年4月1日:アリューシャン列島でM 7.8、ハワイ諸島など太平洋各地で津波を観測。
1946年11月10日:ペルー でM 7.3、死者1,400人。
1946年12月21日:昭和南海地震(M8.0)が発生、死者・行方不明者1,443人。
これは平成の東海東南海南海地震(南海トラフ)の前触れなのか?
2018年6月千葉県の東方沖の周辺で、海のプレートと陸のプレートが境界でゆっくりと滑る「スロースリップ」と呼ばれる現象が観測されています。
防災科学技術研究所によると、「スロースリップ」は6月3日から8日の昼にかけては千葉県東方沖で発生し、その後、8日昼すぎから12日にかけては房総半島の南東部で起きたとみられます。さらに13日から14日にかけては、千葉県勝浦市周辺やその沖合の領域へと、少しずつ場所を変えながら継続しているとみられるということです。
政府の地震調査委員会によりますと、千葉県東方沖では数年おきに発生して、そのたびに周辺の地震活動が活発になり、平成19年8月には、千葉県で震度5弱の揺れを観測する地震も起きています。
気象庁の観測によると、千葉県周辺では今月3日頃から、地震活動が継続し、6月12日には同県勝浦市などで震度3を観測したマグニチュード4・9の地震が発生。14日にも同県いすみ市などで震度3を観測するM4・1の地震がありました。気象庁は、二つの地震は共にスロースリップが原因とみています。政府の地震調査委員会は千葉県東方沖ではスロースリップの発生場所の周辺で地震活動が活発になる現象が、5~6年おきに観測されているといいます。



愛媛県沖のスロースリップ熊本日奈久断層帯のリスク
2018年8月、気象庁の検討会によると、2018年2月以降徳島県から豊後水道のプレート境界付近を震源とする深部低周波地震を観測。
その後、愛媛県と九州・大分県の間の豊後水道で、深さ約40キロ付近を震源とするM5が同時に2回、M3.9の地震が1回起きていて、いずれも震源はフィリピン海プレート内部で発生。
又、2018年7月、愛媛県中部から南部と、瀬戸内海西部の伊予灘、そして豊後水道で通常の地震波よりも周波数が低く、揺れが小さいM6程度の「低周波地震」が発生していたことが明らかになったと発表。
これらの深部低周波地震と地殻変動の動きについて、検討会では南海トラフ地震の震源域のプレート境界で短期的なスロースリップ(ゆっくりすべり)が発生しているのが原因だとしています。
今後30年以内の発生確率が高い南海トラフ地震についてスロースリップが観測されたのは、2017年7月以来だそうです。
海上保安庁は以前、南海トラフで想定される震源域や、その南の海底に合わせて15か所ほどに地盤の動きを観測できる装置を設置していて、観測後に東京大学と共にデータを解析。
2020年1月の発表によると、地盤の動きは平成30年までに7か所で確認されたということです。特に紀伊水道沖の2か所では、平成30年ごろ、南東方向に向かってそれぞれ6センチと8センチ動いていた事を確認。
熊本には、布田川断層帯日奈久断層帯という2つの大きな断層帯があり、布田川断層帯から枝分かれするように、日奈久断層帯が南の八代方面に伸びています。
2016年の地震では布田川と、日奈久の一部がずれて
M7.3の地震を起こしました。
居住地の直下で断層がずれ動いたので、大きな被害になったのです。
実は2013年の時点で国から長期評価が公表され、地元紙でも『発生確率は全国一』と報道されていました。
しかし地元の人は、知らない人が沢山いたのです。
活断層・火山研究部門 活断層評価研究グループ 研究グループ長の宮下
氏は、地震後3年間にわたって日奈久断層帯を調査した結果、断層の痕跡を見つけました。
日奈久断層帯の地震は7300年前から7000年前の間に一回、そして3100年前から1000年前の間にもう一回あっただろうと推定。
後に7300年より前にもう一回の活動を推定。熊本地震で動かなかった日奈久断層帯の危険性はまだあるのです。


危険な警固断層帯
北九州の警固断層帯は、全長約55kmの断層で、そのうち地震発生確率が高いとされているのは、福岡市中部の真下を走る南東部の断層です。
2005年の福岡県西方沖の地震(M7)では、海側に当たる北西部が動きましたが、南東部の陸側はエネルギーを蓄積したままの状態です。
このときは,北西部と呼ばれる海底の活断層がズレただけで、南東に連続する陸地の活断層はそのまま残っているのです。
福岡市の警固断層調査検討委員会で委員長は、,陸側は大きな地震が起きる可能性が高まっていて、注意が必要だ、と注意を呼び掛けています。
指摘警固断層帯が動けば、平行して走る主要活断層帯の「宇美断層」や、福岡空港近くを通る「石堂-海の中道断層」が連動し、より大規模な災害となる可能性もあるといいます。
2018年の大阪府北部地震と同様、都市機能を麻痺させる地震を起こす恐れがあるのです。政府が示す地震発生確率で「30年以内に3%以上」と最も高いSクラスに分類されています。
今後の地震予想ーを参照に